夢また夢

□ちゅるんとゼリーはいかが?
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「あつい…」

「夏ですからね」

「うー……」

紅朱はぐったりとテーブルに、突っ伏した。

「午後も暑くなるみたいですよ」

「……殺される…この暑さにわたし殺されるわ…」

「冬は寒さに殺されるって言ってた気がするのですが」

「それは冬だから
今は夏だよ」

「忙しい人ですね」

「高遠さんに言われたくない」


再び唸っていると、紅朱はあることを思い出した。
おもむろに立ち上がり、冷蔵庫へ。

「あ、あったあった。
テッテレー!!ゼリー」

冷蔵庫で冷やされたゼリーを2つ取りだし、1つを高遠にあげた。

「はい。高遠さんはミカンね
わたしは桃ぉ〜♪」

「ありがとうございます」




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