庭球
□hart・rnding
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次の日、学校で雅治と会って目があっても
話しかけられても
何も、一言も言葉を発さなかった。
本当は早く仲直りしたい―
だけど何でか分からないけど
素直に許すことが出来なくて・・・
「あーもう俺が悪かった!
そんなに拗ねなさんなって、##NAME1##」
「何なのよその態度はさ!
私があの時どれだけ悲しかったか分かる!?」
「何じゃ、許してくれたっていいじゃろうが
もういいぜよ」
彼はムッとなって何処かへ行ってしまった。
何で雅治が怒るの?
もう雅治なんて知らない。
そう思いもしたがきっと明日も話しかけてくれるだろう、
そう思っていた。