東方絶対力〜今日から俺が!〜

□三分の五話
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一馬が永遠亭に入院している間にあった、本当の出来事。

慧音が歩いていたら

[冷やし中華、滅びました]

という張り紙が拉麺屋に張ってあった。

「…」↑慧音


――


永遠亭の朝は早い。
例えるなら、管理人の仕事行く時間より早い(絶対力では今現在5:00)。
住人の中で、一番に起きて来るのは、やはり学園的ウサミミ少女、鈴仙ことうどんげである。

「ん〜っ!
今日も1日、頑張らないとね。」

台所に立つと、鼻歌を歌いながら、料理を始めた。
まるで新妻である(笑)

「おや、おはよう。」

そこに、トイレ帰りの一馬が現れる。
夢幻館のコックをしているから、朝が早いのは慣れていた。

「あ、おはようございます。お早いお目覚めですね。」
「ん…うどんげ程でねーけど。
手伝おう、貸し。」
「一馬さんは病み上がり(?)なんですから、ゆっくりしていて下さい。」
「わかった。
ゆっくりしている。」
「ゆっくりしていってね!!」「Σ!?」

一馬はうどんげの変わり様にびっくりした。
そのまま料理に戻ったので、気にしないでゆっくりした。


――


朝食後にする事といえば、仕事をしたり、本を読んだり、二度寝したり…と様々である。
一馬は数あるその中で、

「Zzz…」

二度寝を選んだ。
なんともグータラな感じがするが、「自分一筋」の一馬なので、これが普通である。
と、襖から誰かが覗いていた。

「…にっしっしっ…」

この悪い笑顔に笑い方をするウサミミ幼女は、[因幡 てゐ]という。
こう見えても約千歳である。
可愛い見た目に騙されてはいけない。

「…」
スッ

てゐは洗濯ばさみを取り出した。
何故あるのかは聞いてはならない。

「…ひっひっひっ…」

そろり、そろりと一馬に近づいて、

「…」
そ〜…

鼻を洗濯ばさみで挟もうとした。
その時。

ガシッ
「!」
「こら。」

一馬が起きた。
洗濯ばさみを持つ手をがっちりつかんでいる。

「あ、あはは…」
「まだまだだな。」
「え?」
「気配の消し方がまるでなってない。
そんな悪戯なんて簡単にバレるし、何よりそんななまっちょろい事じゃ、全然楽しくないだろ。
もうちょっとこう…そう!相手が引くぐらいの事をやらないと!!」

とりあえず、てゐは唖然とした。
てっきり、かなり怒られると思っていたのだが、何故か悪戯について熱く語り始めた。

「簡単に言えば、どえらい事しろ!!」

ズビシィッ!と指を差される。
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