東方牙狼剣
□序章 世界からの離別
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｢…弟を殺された｡｣
｢それで復讐に?｣
｢充分だ｡｣
｢私にはわからないわ｡
勝てないかも知れない戦いに向かうなんて…｣
｢大切な者を失った事が無いあんたにはわからない｡…あんたが何者かは知らないが､情報提供は感謝する｡｣
｢…本当にいいのかしら?
敵には貴方の言っていた妹さんもいるのよ?｣
｢…ﾆﾉの事か｡
気にして､どうにかなる事か?｣
｢…｣
｢あいつはあいつで生きる道を見つけたんだ｡
俺が今更しゃしゃり出る訳にもいかないだろ?｣
｢…そう､なら私はもう何も言わない｡
手も貸さない｡
後は､貴方達次第｡｣
｢ﾌﾝ…
あんたと話せて楽しかった｡
…最後に､名前を聞かせてくれ｡｣
｢紫よ
[八雲 紫]｡｣
｢俺は[ﾛｲﾄﾞ･ﾘｰﾀﾞｽ]!
生きていたら､また会おう!｣
｢気に入ったわ｡
ﾌﾌ…｣