赤刀が幻想入り(?)
□最初の回
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赤刀です。
初めまして。
突然ですが…
誰か。
助けて下さい\(^∀^)/
――
オレの名前は赤刀。
赤に刀と書いて赤刀。
見てわかれバカ。
わかってる?
じゃあいいよ、バカ。
オレはニートである。
働け言うな、仕事ないんだよクソッタレ。
で、毎日外でブラブラしてたら。
プァーン
電車に弾かれてしまいました。
はい、死にましたとも。
で、暗闇の中、大好きな東方Projctoのキャラ[八雲 紫]が現れた。
「不注意で死なせちゃった♪」
なんて言われたら、
「ふざけんじゃねーぞコラ!!早く生き返らせねーとー―――!!
なんだかんだで三丁目のナカムラさんが滅ぶよ。」
なんて言葉が出もするわ。でも、オレの好きなキャラ[紅 美鈴]に会わせてくれるらしいって言うから、許してやった。
そしたらあいつ、
「体がぐっちゃぐちゃで再生出来なかったから、武器に魂いれるわね。」
なんて言いやがって、
「アホか!!
あれか、バカをバカにしてんのか!!
バカバカにしてるとバカに泣くぞこのバカやろうがー――――!!」
なんて叫んじまったよ。
「貴方の名前が赤刀だから、刀身が赤い刀に憑依させるわね。」
「上手い事言えって言ってねーよ、この生ゴミ野郎が!!」
で、ニュー赤刀が生まれた訳だが。
「あ、ゴメン。
落とす時代間違えた。」
なんて事起こって、冒頭に戻る。
「ゆかりんのバカヤロー―――!!!!
穴に落ちて死ねっ!!!!!!」
一通り怒鳴り散らした後、オレは体を動かしてみる。
どうやら、動けるようだ。
「にしても…
ここはどこだ?
本当に美鈴に会えるのか?」
半信半疑のオレに答えるかのように、背後で爆発が起こった。
「うわっ!?
なんだ!?」
ぴょんぴょん跳ねながら、そこへと急いだ。
――
そこは戦場だった。
いつ、どんな理由でこの戦争が始まって、どういう理由で私がこの戦場にいるかすらわからなかった。
ただわかるのは、これが[どれだけ意味のない戦い]なのかだけだった。
戦っても負ける。
勝ち目は薄い。
相手は、ひ弱な[人間]だというのに。
「ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…」
武芸の達人である私の一族の中で一番弱かった私は、結局逃げるしかなかった。 [妖怪]でもたったの100年しか生きてない子供が、戦場にいて役にたつ訳がなかったから。
「くそっ…くそっ…!」
悪態をつく。
信頼はしていた。
仲間達が死なない事を願っていた。
力があれば、勝てるのに。
そう思ったら、
「おお!?
本当にそれっぽい奴に会えた!!」
この喋る武器と出会った。
――
朱髪の子供はボロボロだった。
おそらく、あの爆発のせいだろう。
「おい、アンタ!
妖怪の[紅 美鈴]だな!?」
「は、はい!?」
「ならよかった!!
お前、オレのマスターになれ!!」
「マスター…?」
「見ての通り、オレは武器だ!使われる事に意義がある!!」
「じゃあ、今襲って来た奴らにも勝てるの!?」