東方絶対力〜今日から俺が!〜
□三分の五話
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(どでかい事か…
だいたいやった事はあるけど、初心に帰ってみるのもいいかな?)
てゐは、少しだけ感謝の意が込み上げて来た。
確かに、最近はありきたりな悪戯しかしてなくて、ある意味自分の持ち味を下げていたかもしれない(キャラ的な意味で)。
「わかった。
アドバイスありがとう、今度やってみるよ!」
「その時は、俺に一枚噛ませてくれよ。
あ、そういや、お前さんの名前は?」
「因幡 てゐ。
永遠亭の兎達のリーダーだよ。じゃ、私新しい悪戯してくる!!」
その日から、うどんげに大きな災難がふりかかる事になる。
――
入院三日目。
ブォン!ブォン!
「…ん〜?」
何かを振る音で輝夜は起きた。
時間は6:00。
輝夜はちょうど朝食の時間には自然(?)に起きれた事に嬉しく思った。
「なんの音かしら…?」
襖を開けると、
「48…49…50!」
ブォン!ブォン!ブォン!
ドサッ
「終わった〜!」
折れた竹を持って振っていた一馬の姿があった。
「ご苦労様。」
「あ、輝夜さん。
いつから見てたスか?」
「今さっき、そこの部屋から。
貴方、自分の部屋の前でやらないの?」
「いやぁ、いい竹探してたんだよ。
そんでここまで。」
「そう。
いつもやってるのかしら?」「いつもは腹筋20、腕立て20やってんですけど、退院したら働くんで、ちょいとキツくしたんだよ。」
「働く?」
「こういう、力が正義な世界に来たら、やってみたい仕事があったんだ。
傭兵とか。」
「傭兵…」
「なんか、かっこよくない?」「聞かれても…」
「姫様〜。
朝ご飯が出来ましたよ〜。」
ちょうどうどんげが来たので、一馬達は二人で向かった。
「ど、どうして姫様と一緒にいるんですか!?
ハッ!
ま、まさか夜這いとか…?////」
「「…」」
うどんげの突飛した勘違いに、二人は言葉を失った。
――
「は?」
一馬は頬にご飯粒をつけて、輝夜に言われた言葉を聞き返した。
「ご飯粒、ついてますよ。」
「お、すまん。」
うどんげがご飯粒を取って食べた。
「うどんげ、間接ちゅーしたね。」
「!!!!!!!!////////」
ボンッ
「あ。」
「オーバーヒートしたな。」
うどんげは真っ赤になって、頭から煙を出して固まった。
「…続けていいかしら?」
「ああ、すまん。
続けてくれ。」
輝夜は咳払いして、話し始めた。
「貴方は普通の人間だから、傭兵は無理よ。」
「…なんでだよ。」
「貴方、[弾幕]は出せるの?」
一馬は聞き覚えはあるが知らない言葉に首を傾げる。