黒小の本棚
□やさしいきゅうけつき
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それから、かなりの時間がたちました。
妹吸血鬼が眠りからさめると、館がいつもよりさわがしくかんじました。
妹吸血鬼はなんだろうと思っていると、とつぜん部屋のとびらがひらきました。
そこには、人間の少女がおりました。
「あなたはだぁれ?」
「通りすがりの魔法使いです。」
妹吸血鬼はその魔法使いと遊び、友達になりました。
それからというもの、魔法使い以外にもいろいろな人々が妹吸血鬼をたずねてきました。
妹吸血鬼はお姉さん吸血鬼と仲直りし、友達と外に出歩くようになりましたとさ。
めでたしめでたし。
──