黒小の本棚

□やさしいきゅうけつき
2ページ/3ページ

それから、かなりの時間がたちました。


妹吸血鬼が眠りからさめると、館がいつもよりさわがしくかんじました。


妹吸血鬼はなんだろうと思っていると、とつぜん部屋のとびらがひらきました。


そこには、人間の少女がおりました。


「あなたはだぁれ?」


「通りすがりの魔法使いです。」


妹吸血鬼はその魔法使いと遊び、友達になりました。


それからというもの、魔法使い以外にもいろいろな人々が妹吸血鬼をたずねてきました。


妹吸血鬼はお姉さん吸血鬼と仲直りし、友達と外に出歩くようになりましたとさ。


めでたしめでたし。


──
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ