ベルベッドの黒手械
□愛故
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冷たい涙の滴も
閉じ込めた淡い手のひらも
荊に落ち行く運命なら
今此処で君を解き放つ
誰かを守る背中は
私の目に写り込み
官能と供に強さと言う
想像を与えるのだろう
たった一つだけ
黒薔薇の指輪に口付けよう
眠る息 夢見顔
夜は全てを飲み込んで
黙らせて 現纏い
わからなくさせてしまうの
何故でしょう
愛と哀は似ているよで似ぬ
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