06/12の日記

20:40
スジ違い
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東京の下町では商店街の何処かに数軒、店先でおでんを売っていた

もんじゃ焼きの店先や練り物を売る店先

屋台で引き売りのおでんも

で、いわゆる関東風のおでんのスジ

サメなどの軟骨を砕いて小麦粉と混ぜて棒状にし蒸すか茹でるかしたモノ

ところが関西ではスジって牛の筋を柔らかく下茹でしたモノ

同じスジにして全く違う代物

さてさて、どちらが美味いか

比較は馬鹿げてるかもしれないけど

下拵えの完璧でない筋

固いし味がしみこんでないような筋はやはり食べたくないなあ

ところが下拵えもしっかり
美味い出し汁で煮た筋はどんなおでんの具にも負けない食感と味

固くて無味な筋は下拵えとツユの味が命なんだろね

一方、練り物の魚のスジ

有名な練り物の店のソレは・・・・・軟骨が勝ち過ぎだよなあ

好みもあるだろうけど

軟骨が少なく小麦粉大半のスジは下町の味なんだろなあ

おでんの魚のスジは安物のが美味いかも


そうそう、小麦粉だけで作る「ちくわぶ」

竹輪の形の小麦粉の練り物

関東でも下町辺りしか食べてなかったんだってねえ

知らなかったよなあ、数年前まで


しかし、おでんを売りにしてる有名な飲み屋

値段が高い割には美味くないよなあ

今までで一番美味いおでん


葛飾区金町の商店街のはずれにあった「F商店」のジャンボおでん かな

普通の大きさの倍で大豆系(がんもや厚揚げ)やコンニャク系は自家製だったし

出し汁には北海道産の高級昆布

甘味はザラメを使い本当に美味かった

正直、「お多何とか」みたいな有名店より醤油醤油してなく関西の人でもあまり抵抗なくたべられたかも

高級昆布を使うこだわりがその辺の商店街の店先でも売っていた


本当に忘れられない店でした

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