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□剥がす…ver.B
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「さぁ、やれよ!そのために俺を買ったんだろ!」

目の前のこいつをいったいどうする為に俺は買ったんだろうか、と思う…。
偶然立ち寄ったあの場所に、ポツリといたこいつ…。別に買う気はなかったのだが…。
いつの間にかこいつの事を手で掴み、代金を係りの奴に渡してその場を後にしていた。
こいつも驚いた顔をして、俺に掴まれたまま素直にこの家まで来ていた。

そして、現在…。どうしようかと悩む俺となにやら変な覚悟を決めているこいつがいるわけだ。

「は、早くしろよ!お、おれだって男だからな…覚悟は出来てるんだ!」

といわれても…実は一度もした事がない俺としたらどうすればいいのか分からないんだよなぁ…。
かといって姉貴聞いたら…恐ろしい事になるからやめておこう…。

そんな風に悶々と悩んでいるとこの状況に耐えられなくなったのか、いきなり自分で服を脱ぎ始めた。

「お、おい!ちょ、お前何してんだよ…!」
「だって…だってよぉ…買ったのに…お前何もしてくんないし。だから、自分で脱げってことなのかと思って…」

おいおい、待ってくれよ…これはどういうことだよ。何を一人で勘違いして事を進めているんだこいつは…。

「お、おれ!多分その、うまいとおもうから…だから買った責任って事もあるし…きちんと食べてくれよ…な?」

途方にくれる俺の前には脱ぎかけの服をまとい、顔を真っ赤にしながらこちらを見てくる子供―たけのこ―がいるのだった…。

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