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□剥がす…ver.P
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今日の私のデザートは格別の品だった。
普段は興味もなく、その売買には関わってはいなかったが、今日見つけたのはいつものに比べ見目が良く状態も私好みだと思ったので、さっそく購入する旨を伝えた。
そして、現在食卓のテーブルの上には、買った時に体に纏っていた服はすでに私の手で一枚残らず剥かれて、顔を桃色に染め息を荒くした子供がいる。

「まったく、私の手をこんなにべたべたに汚してくれて……本当にはしたない子だね君は?」

少しちょっかいを出しただけだというのに、私の手はこの子供のモノですでにべとべとになってしまっている。
まだ厳密には少しも味わってはいないのに、その汁はすでに手から腕のあたりまで伝ってきており、少し不快だと思った。

「…その、ごめんなさい…」

謝る子どもを見ながら、ぺろりと自分の手を舐めてみると案外甘くいい味をしていた。
このままこれをティッシュで拭きとるのは勿体ないなと思い、ここは出した本人に舐めてもらう事にした。

「ほら、君の出したものでしょう?きちんと綺麗にその口で舐めとりなさい?それと、これ以上私を汚したら…わかっているよね?」
「んっ…ひゃ、ひゃい…」

ぐい、とその子供の口の前に自分の手を突き出し舐めるように言う。
子どもはおずおずとその小さな口を開き小さな舌を出して、私の手を舐め始める。
ぺろぺろと必死で私の手を舐めるその姿は実によく、暇なもう一方の手で舐めている子供の体を先ほどのように弄り始める。

「それにしても、君の肌は柔らかいよね。それに、すぐに跡がつく…ほら見てみなよ、さっきの跡がこんなにくっきりついてて…まるで所有印みたいだと思わない?」
「はぁ…ん…や…それ以上…やめっ…っ…ください…ん…!!」

少し触っただけだというのに、この子供はまた汁を滴らせこちらの手にも甘くべたついたモノが付着する。

「…まったく、また汚れたんだけど?さっき言ったよね、これ以上汚したらって…」
「…んゃ…ぁん…!」

舐めさせていた手を子どもの口から外し、両手でその体を掴む。
そして、一気に体に齧り付き歯形をつける。子供は痛みに声を上げるが、そんな事お構いなしに私は甘い香りのする体を存分に味わいながら口をつけていく。

「言いつけも守れない上に、こんなはしたない事ばかりする子にはお仕置きが必要だよね?」

顔をあげ、目を細めた私の前には自分がこれから食べられるという恐怖と痛みに必死で耐えようとしている子供―モモ―が映った…。

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