詩集
□空へのバラード
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僕は夢を見ていた
裸足で野原を駆けることを
寝そべって大地と対話し
花の匂いに包まれ
まぶたを閉じて眠ろう
鳥のように 風のように
あの空へとはばたく翼をください
思い出す優しさだけを
鼓動と一緒に胸に刻んだ夜
月光(ひかり)のガラスケースの中
輝く星は君との約束
今はまだ 夢の中に
月のように 星のように
あの空へと昇る翼をください
僕は両手を広げて歌う
空へのバラード
永遠を感じて
青い地球(ほし)
鳥のように 風のように
あの空へとはばたく翼をください
あの大空を渡る翼をください