LOVE SONG

□第四楽章
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そして朝。

マキは身支度をしている。

「響。俺さぁ、今日の夜からしばらくこれないんだ。」

「え!?なんで!?」

「イタリアで大きなショーがあるんだ。」

「イタリアに帰るの!?どれぐらい!?」

「2ヶ月。」

「え〜!?」

「メールはするから。じゃあな。」

「真紀〜!」

身支度を終えたマキは響を置いて颯爽と部屋から出て行った。

置いていかれた響はただ呆然と閉められたドアを見ていた。
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