書物
□感謝の気持ち
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「〜で、北条の動きはなかった…って旦那、ちゃんと聞いてる?」
「あぁ、聞いてるぞ」
「それなら、いいけど」
さっきから任務の報告をしているんだけど、
何が楽しいんだか、俺の顔を見て旦那は笑っている。
ん〜、ニヤけてるっていうか…何かいい事でもあったのかな?
なんて思っていたら、
「佐助、頼りにしておるぞ」
「ぅわっ!?」
いきなり頭を撫で回してきた。よく、小さな子供にしてやるように撫でてくる。髪なんてグシャグシャになってるのに、お構いなし。
…でもなんだか、気恥ずかしくなって
「ちょっと!子供扱いしないでよ〜旦那の方が年下なのに」
「たまには良いだろう。褒めているのだ」
旦那の手って
大きくて暖かいんだな…
毎日、毎日、
豆が出来ても、血が滲んでも、また繰り返し鍛練するから硬い手の平。
ゴツゴツしてて、男臭い感じなのに…嫌じゃない。
旦那だから、かな?
な〜んてね…
本当は嬉しい。
ずっと一緒にいるのに気付かなかったな。こんなに成長してたんだ。
「佐助?」
「旦那…ありがと、ね」
「いや、某の方こそ…佐助ありがとう」
一緒にいてくれて…
ありがとう
End
感謝の気持ちをそのまま出してみました。
風鬼様リクありがとうございました!幸佐表って事で好き勝手に作っちゃいましたが…大丈夫ですか?汗)
また遊びに来て下さいね!
ここまで読んで頂いた方にありがとう!!