書物
□霧隠れの術…
1ページ/1ページ
「才蔵って霧隠れの術使えるんだ」
「あぁ。やってみるか?」
「じゃあ、お願い」
「……」
もくもく〜
「お!霧が出てきたなぁ」
もくもくもくもくもく〜
「あの、才蔵さん…」
「なんだ?」
「これはやり過ぎでしょ!」
「霧が出てるから、霧隠れの術には変わりないだろ」
「そうだけど!あぁ〜霧が凄すぎて前が見えないし」
「あぁ、だから師に止められていたんだがな」
「それを早く言ってよ!」
「あとの事は知らん。やれる事は霧が晴れるのを待つだけだ。」
「このまま放置!?」
その頃、武田陣営−
「おぉ、霧が出てきたな。佐助の技か」
「お館様!これを機に敵陣へ攻め込みましょうぞ!」
「うむ!騎馬隊、前へ!!」
もくもくもくもく…
「お館様…敵陣処か、前が見えませぬな」
「うむ…佐助め、やり過ぎだ」
End
…なんてね。
12/13の日記に書いてますが、霧が濃ぃいだった時に出たものです。
ほら!伊賀と甲賀で流派違うからね!色々と完璧っぽい才蔵でもダメな所あるだろうよ!
という結果がコレですよ。
鼻で笑ってやって下さい。