書物

□霧隠れの術…
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「才蔵って霧隠れの術使えるんだ」

「あぁ。やってみるか?」

「じゃあ、お願い」

「……」


もくもく〜


「お!霧が出てきたなぁ」

もくもくもくもくもく〜


「あの、才蔵さん…」

「なんだ?」

「これはやり過ぎでしょ!」
「霧が出てるから、霧隠れの術には変わりないだろ」

「そうだけど!あぁ〜霧が凄すぎて前が見えないし」

「あぁ、だから師に止められていたんだがな」

「それを早く言ってよ!」
「あとの事は知らん。やれる事は霧が晴れるのを待つだけだ。」

「このまま放置!?」




その頃、武田陣営−


「おぉ、霧が出てきたな。佐助の技か」

「お館様!これを機に敵陣へ攻め込みましょうぞ!」
「うむ!騎馬隊、前へ!!」


もくもくもくもく…


「お館様…敵陣処か、前が見えませぬな」

「うむ…佐助め、やり過ぎだ」





End


…なんてね。
12/13の日記に書いてますが、霧が濃ぃいだった時に出たものです。
ほら!伊賀と甲賀で流派違うからね!色々と完璧っぽい才蔵でもダメな所あるだろうよ!
という結果がコレですよ。
鼻で笑ってやって下さい。
 

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