書物
□ねぇ、たまには…
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幸村のある一言に、佐助が
「政宗殿、今夜の閨は少し趣向を変えまして、…………とはどうでしょう?」
「…Ha!そりゃ楽しいPartyになりそうだな」
巻き込まれる事になるとは思いもしなかったであろう。
その頃、佐助は警備のため屋根裏に潜んでいた。
(はぁ〜、まったく嫌になっちゃうな、この仕事…)
<どぅした、佐助?>
(才蔵か、別にどぅもしないよ)
<その割には浮かぬ顔をしておる。あの奥州の龍が来てから、な>
(ぅ、違うってば)
<まぁ、そういう事にしておくかな>
(むぅ…)
才蔵に図星を付かれ、ふて腐れてると
「佐助!おらぬか!」
(あれ、何だろ?)
<お呼びだぞ、早く行け。警備なら心配せんでもいいぞ>
(ん、じゃあね)
シュンッ
風のように音もなく、幸村の元に降り立った。
「どぅしたの、旦那?」
「お主にも手伝って貰おうと思ってな」
「ふ〜ん、で、何をすればいいの?」
「うむ、服を脱げ」
「……はぁ!!?」