書物
□お祭り騒ぎA
1ページ/2ページ
瀬戸内海組も祭に参加していた。
元親は焼きそばにタコ焼き、焼鳥など手一杯に持っている。
「元就〜、次は何食う?」
「さっきから食べる事しか能が無いのか」
隣には、かき氷(メロン)を食す元就がいる。
「いいだろ〜祭なんだから」
「ふん、ではアレをやるか」
「アレ??ってくじ引き、か?」
くじ引き屋には沢山のおもちゃが並んでいる。
特賞は大きな人形である。
「我はあの巨大な○゚ーさんが欲しいのだ!行くぞ!」
「あっ!ちょっ、待ってよ〜!元就!!」
さっそくくじ引きに興じる二人。
先に元就から引く。
「む〜…これだぁ!」
「はい残念、ハズレ〜」
ハズレでも駄菓子などを貰えるようで、元就の手には飴が積み上がっていく。
今まで立ち食いしながら見ていた元親もやりたくなったらしく、すべて平らげると
「よし、俺もやるかな。ん〜君に決めたぁぁ!」
すると!
「おめでとう3等!はい、どうぞ」
3等の景品は中くらいの大きさの○゚ーさんだ。
「おぅ、貰ってくぜ♪」
「何故貴様が‥」
「日頃の行いの違いだな」
「くっ、このままではあの巨大○゚ーさんが捕られてしまうではないか!」
「諦めな元就、これやるから、な?」
しかし元就は納得できないらしい。どうしても欲しいようだ。