書物

□お祭り騒ぎA
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瀬戸内海組も祭に参加していた。


元親は焼きそばにタコ焼き、焼鳥など手一杯に持っている。


「元就〜、次は何食う?」


「さっきから食べる事しか能が無いのか」

隣には、かき氷(メロン)を食す元就がいる。



「いいだろ〜祭なんだから」

「ふん、ではアレをやるか」

「アレ??ってくじ引き、か?」



くじ引き屋には沢山のおもちゃが並んでいる。
特賞は大きな人形である。


「我はあの巨大な○゚ーさんが欲しいのだ!行くぞ!」

「あっ!ちょっ、待ってよ〜!元就!!」



さっそくくじ引きに興じる二人。
先に元就から引く。

「む〜…これだぁ!」


「はい残念、ハズレ〜」


ハズレでも駄菓子などを貰えるようで、元就の手には飴が積み上がっていく。

今まで立ち食いしながら見ていた元親もやりたくなったらしく、すべて平らげると


「よし、俺もやるかな。ん〜君に決めたぁぁ!」

すると!

「おめでとう3等!はい、どうぞ」


3等の景品は中くらいの大きさの○゚ーさんだ。


「おぅ、貰ってくぜ♪」


「何故貴様が‥」


「日頃の行いの違いだな」


「くっ、このままではあの巨大○゚ーさんが捕られてしまうではないか!」


「諦めな元就、これやるから、な?」



しかし元就は納得できないらしい。どうしても欲しいようだ。
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