書物

□お祭り騒ぎB
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今日の主犯…もとい、主催者・信玄公はというと

「お〜い、信長〜!」

愛しの(笑)織田信長公を探していたのだった。


「信玄か…」


「楽しんでおるか?」


「うむ、中々に繁盛しておるな」


「ふ、当然だろう」


誇らしげにしているが、実際は信長に会えた事が嬉しいようだ。



「む?お主、何を隠し持っているのだ?」


「あぁ、そなたに食べて貰いたくてな。ほら!」


後ろ手に隠していたのは、りんご飴と苺飴だった。
真っ赤で艶のある二本の飴を、信長に手渡し


「甘い物には目が無いだろう。貰ってくれ」


「うむ、食べる。」


もちろん即答だ。
貰った二つの飴をどちらから先に食べるか迷ってたが、先に苺飴を食べ始めた。

「あ、信長!」


「はぐはぐ‥何だ?」


「いや、これを‥」



もう片手に隠していた手を差し出すと、そこにはチョコバナナがある。



「チョコバナナ、か…丸の武器だのぅ。これも食べて良いのか?」


苺飴を食べながら小首を傾げる信長公に、若干ヤラレ気味になっている信玄公。
だが!それを堪え、本日の目的!



「あぁ!これをな、ヤラしく舐めながら!口に含んでくれ!!」



「…このうつけ者がぁぁ!」

持っていたりんご飴を力一杯、信玄目掛けて投げ付けた!!

ガツーンッ!

りんご飴はこめかみに突き刺さり、その衝撃で信玄公は倒れてしまった。



「是非も無し…」


「くぅっ、甲斐の虎はこれくらいで、くじけない、ぞ…」

パタッ…

武田信玄−撃破!!



ちゃっかりチョコバナナは貰い去る信長公だった。





以上、現場からお届けしたのはレポーターの才蔵でした。
スタジオの佐助さーん!


「何やってんの、才蔵…」





たぶんEnd!!






本当に何やってんだ私!!すんません!!

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