書物

□病む心が…
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好きだよ、大好き。

旦那の事は何でも知っているんだよ。
いつも1番近くにいるんだもの。

だから誰にも渡したくないんだよ。






「佐助…何故こんな事を」


「え?何の事かな?ただ、お仕事してきただけだよ」

「確かに。だが…暗殺など、誰が申した!」




そう、任務は奥州への偵察。それだけだった。

だけどね、

もう抑え切れなかった




気付いたら、首筋に刃を−



鮮血で
真っ赤に染まった部屋に、真っ赤に染まった俺と
真っ赤に染まった…主の想い人




悪く思わないでね?
だって、

欲しかった
旦那が欲しかった

ただ、それだけ





そのまま真っ直ぐ帰ってきた。
旦那に報告するまで仕事だもの。
だから有りのまま告げた。

そしたら旦那は、涙を流した。



−−綺麗だと思った。




「旦那?ねぇ、どうして泣いてるの?」


「悲しいと、悔しいと思ったからだ」


「それは誰に対して?」



旦那は何も答えなかった。口からは鳴咽しか出ない。



ただ 好きなだけなのに

ただ 傍に置いて欲しい

ただ 笑って欲しい





そう思っただけなのに…







End




最近、自分が〜デレ系が好きだと気付き、やってしまいました!

ヤンデレ…恋心が募りすぎて精神を病んでしまう


相手に素直に気持ちを出してしまい、つい…みたいな?
なんだか上手く説明出来なくてすんません
 

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