書物

□Letter
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恋人とはいつも一緒にいたいと思うけれど、

お互いの立場もあるし、
やはり奥州と甲斐までの距離をしょっちゅう行き来するのは難しい。


故に、手紙のやり取りが始まった。




今日は幸村から政宗へ宛てた手紙が届いた。

力強く武骨で、いかにも幸村らしい字だ。




「Thank you、佐助」

「な〜に今更だよ。
それに旦那の事だからまた、どの団子がうまいだの書いてるんじゃない」

「あぁ、そうだな」



いつも他愛もない内容だ。ただ二人にはそれでよかった。


早速、受け取った手紙を読み始める。

『最近、朝夕は冷えますが、お体に大事はないですか?心配でございます。』


「平気だぜ。むしろお前の方が心配だ」


『話しは変わりまして、
先日、嫌な夢を見たでござる。』


「ん?夢?」


『今でも思い出すだけで、とても悍ましいでござる』

「」


『あの!ザビー殿と政宗殿が仲睦まじくしておるのです!しかも!人目もはばからず、口付けたり抱き合ったり!あまつさえ政宗殿の○○○を×××たり●●を…


〜中略〜


不覚にも某はそんなお姿の政宗殿を…(ここより先は血が付着しており解読不能に)

早くお会いしとうございまするー!!!

真田幸村』




「………………」


顔がどんどん青ざめ、滝のように汗が出てきている。さらに身体が震えて、どう見ても危険な状態だ。



「龍の旦那どうしたの!?だ、大丈夫!?」

「…………」



政宗は何も言わず手紙を突き出す。佐助はそれを受け取り読み進め、



「……………ねぇ、龍の旦那の所って忍隊に空きある?」

「……………お前だったら歓迎するぜ」





次回、
まさかの謀反!佐助寝返る!?
伊達軍が上田城を包囲!痴話喧嘩はよそでやれ!!
の二本立てです。お楽しみに♪






続きません、End。


↑夢を見たのは本当です。いや、本当なんですよ!!
もうちょい詳しくすると
ザビー×政宗←幸村←佐助(すげぇCP…)で、バカップルなザビ政を鼻血吹き流して見る幸村、それを見つめる佐助

って夢でした。私の脳味噌もついに崩壊したと思いました。
 

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