書物
□いつも傍らに
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幸村の手が下半身を着物の上から撫でる。
肝心な部分を撫でられる度に佐助の身体がピクリと動く。
「ふぅ、ん、…んう」
「どうだ、佐助?直接触って欲しいか?」
「んっ…お願い…」
前だけ開けさせ、ゆるりと頭を擡げた部分を扱く。
すると先端から白濁液が流れ出てきた。
「あ、あ、はぅ…んん…」
佐助は目を伏せ、口からは切なげに吐息を漏らす。
夜の静寂な部屋で、声と衣擦れの音が響き、二人の熱も高ぶっていった。
後孔を指で解し少し緩まった頃合いだったが
「佐助、もう良いか?」
「んぅ、旦那ぁ、来て…」
「…っ、行くぞ」
「あ、ん、ああぁ!」
挿入に多少痛みを伴ったが、すぐに慣れ、激しく律動する。
何度か出し入れするうちに、お互いの先走液で潤滑になっていった。
「あ、あ、はぁ…っんん!」
「はぁ…っ、う…」
佐助は前立腺を擦られ、幸村はきつく締めつけられ、吐精した。
だが一回放っただけでは収まらず、また律動を開始する。
外の寒さとは裏腹に、二人の熱はどんどん上がっていった。
また今夜も−
身体を汗と白濁液に濡れながら、激しく求め合う−
End
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