書物
□お祭り騒ぎ@
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甲斐で大掛かりな祭をするという書状が諸国に送られた。
暇な…いや、忙しい合間を抜け、諸大名が甲斐に集まった。
沢山の屋台に、ステージ会場まである。そこでは色々と出し物をやっている。
だいぶハジケちゃってる感ムンムンだ。
そんな中、この祭を満喫中な三人がいる。
「次は何をするでござるか!?」
「ったく、祭だからってTension高ぇな」
「もぅ、そんな急がないでよね〜‥あ、旦那達アレはどうよ?」
佐助の指差す方向には、射的の屋台がある。
「よし、勝負だ!真田幸村ぁぁぁ!!」
「望む所だ!伊達政宗ぇぇぇ!!」
「‥龍の旦那も十分テンション高いね」
若干、佐助が出遅れ気味だが…急遽、射的勝負となった。
三人仲良く並んでやり始めたが
「中々当たらないでござる」
「銃って意外と難しいもんだね。でも、龍の旦那はいい線いってるね」
「Sit!外したか‥親父!もぅ一回だ!」
「某も!!」
中々当たらず、今の所収穫無しだ。それが余計二人を焚きつけている。
佐助は早々に戦線離脱し、傍観をしている。
「じゃあ、あとは旦那達で頑張ってねぇ」
「うおぉぉぉ!負けぬ!!」
「やれやれ、熱いねぇ…」
「全く、相変わらず熱苦しい奴らだな」