書物

□お祭り騒ぎ@
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「あれ?かすが!?」


珍しくこの場に居合わせたのは、かすがだ。
しかもいつものSexy衣装ではなく、浴衣で。


「浴衣姿もいいねぇ♪あれ?もしかして、それを見せる為に俺様に会いに来たの?」


「そんな訳あるか!謙信様のためだ!」


「相変わらずキツイねぇ、何、軍神も祭に来ているの?」


「ふん、貴様には関係のない事だ。」


「まぁ、そうだけど〜。あ、かすがもやって行かない?」


今だ、蒼紅一騎打戦で盛り上がる射的屋を指差す。


「…謙信様に捧げるために、少しだけなら」


「素直にやるって言えばいいのに」


「う、うるさい!」



なんだかんだ言いつつも、射的の銃を手にし、狙いを定める。


パァンッ!



見事、弾は命中!
一発で大きなス○ィッチの人形が転がり落ちた。

これには射的屋の親父もびっくりだ。


「すべてはあのお方のめに…」


「さすがだねぇ!一発で仕留めるとは」


「もぅここに用はない。付いてくるな」


「はいはいっと。じゃあね、かすが〜」




戦利品を抱え、去っていくかすが。心なしか嬉しそうに見える。
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