書物

□遊び心で
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「ご気分がよろしくないのですか?」


「いや、そぅじゃない」


「では何故お顔を上げないのですか?」



「…、笑うなよ」


「はい?」


「笑わないって誓うか!?」

「は、はいぃ!」


よく分かりはしないが、気迫負けして同意のしてしまった幸村。


「全然だぞ」


顔を上げた政宗はいつもと何か違った。
よく見ると、全体的に薄く白粉を付け、唇に紅を差してる。



鮮やかな朱が目に留まる。


それは、いつもより色白な肌がより一層引き立てていた。




「‥どうして、そのような事を?」


「あの二人にやられたんだよ。ったく、人で遊びやがって」



政宗は眉を寄せ、不機嫌そうな顔をするが



「とても、綺麗でござる」


「んな事ねぇって。気味が悪いだろう、男が化粧したって」


「いえ、政宗殿だからこそ、より美しくなられた」


「‥お前、よくそんな恥ずかしい事を、真顔で言えるな」



幸村はいつも破廉恥だの騒ぐのに、素直な性格ゆえに思った事をストレートに言う。

政宗は幸村のそういう所に弱いのだった。




「某は率直に申しているだけでござるよ」


「‥あぁ、そぅかい」



政宗が親指で、ついっ、と唇を撫でる。

また、紅い唇に目がいってしまう。




「政宗殿の唇は、朱く熟れているようで、とても美味しそうでございますな」


「ふっ‥食べてみるか?」


挑発的に口の端を上げると、幸村の頬に手を添える。


「宜しいのであれば‥」






中途半端にEnd!



食べちゃいたいです、筆頭を。爆)

またmy設定で‥筆頭の嫁さん'S出してしまいました!
もう伊達さん家が好きすぎて、妄想が尽きませんわ女の子勢も大好きです(>_<)
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