短編

□デートの後は
1ページ/9ページ



「最近の犬夜叉はかまってくれない!」


そんなかごめの声に答え、今日は休日デート──とは言っても、行くのは話題の遊園地などではなく、二人がいつも立ち寄る公園だ。

ベンチに座り、肩を寄せ合う。

彼女からのお誘いは滅多にないため、犬夜叉のテンションは自然と上がっていた。


「どうしたんだよ、そんなにかまって欲しかったのか?」


軽い冗談で言ったつもりだったのだが、彼女は真剣な顔でうなずく。


「だって、犬夜叉ってばクラスでよそよそしくするし、最近やけに桔梗先輩と仲良いし・・・。」


犬夜叉は心外だ、とでも言うように目を見開いた。


次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ