短編

□新しい繋がり
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朔牙くんはため息をつきながら椅子を引き、腰を下ろして机に伏せた。

『告られるとかめんどくせえ』オーラを発しているように見えるのは私だけなのかな。


「あんな可愛い子に告白されて嬉しくないの?」


彼は少し体を起こして視線だけをこちらに向ける。そして盛大なため息を吐いた。

人の顔見てそれって・・・ちょっと失礼だと思う。


「好きでもない奴に告白されたってどうでもいいだけだ。」


冷たく言い切る朔牙くん。
私ももし告白したらそんなふうに思われるんだ。

胸の痛みを抑えて笑顔をつくり、ノリみたいな感じで聞いてみた。


「朔牙くんの好きな人って誰?」


それは今日まで聞きたくても答えが怖くて聞けなかった質問。だけど・・・こうなったらもうヤケだ。

真希ちゃんでもひかりちゃんでもドンとこい!


と思ったけど。


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