短編
□貧乳な私。
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彼に背負われ、着いたのは本当に小さな小屋だった。
使われてないわりには雨漏りもひどくなく、休むには充分な空間。
犬夜叉は外からいくらか薪を集めてくれて、私がそこにライターで火をつけた。
体が少し暖まったところで、衣を脱いだ。
そして彼にそれを返そうとした時、
大変なことに気付いてしまった。
「や、やっぱりもうちょっと貸して!」
慌てて彼に再び衣を借りる。
どうしよう、
どうしよう・・・
水のせいで制服が体にくっついてる!
これじゃあ体のラインがわかっちゃうじゃない・・・
私の胸が、ぺったんこだってことが
ばれる!!
「そんなのいやー!」
思わぬ非常事態に悲鳴を上げてしまった。
ハッとして彼の方を見ると、予想通り、心配そうな顔をしている。