小説
□貴方が私を憎んでも、
1ページ/1ページ
嗚呼、何て事を。
貴方を今も見続けています。…ごめんなさい。
貴方をこういう風にしたのは教団だけど貴方を苦しめたのは私。
私は貴方が苦しむ事を望んでいた訳ではないのに、私はどうして何も出来ないのだろうか。
唯、ここから見ているしか出来ない。
どうして?どうして?
私をここから出して。
「お願い…」
これが最後でもいいから。
「私より、あの子に救いを……」
全部知っていた。
昔から、彼がアルマを斬ったあの日も知っていて、なのに私はいつもこうして見えない壁に爪を立ててる。
「お願い、お願い!」
神様がいるなら私に教えて。
どうして、どうして。
彼は今でも苦しんでいるんだろうか。
「……いやぁ…」
無力なのは私なのに。彼は今も自分を攻め続けているのでしょうか。
いつも無力だ。
────何が言いたいかって?
「……私をここから出して、」
憎悪と憎しみ。
嗚呼、また2人は争うのね。
貴方が私を憎んでも、
(私は憎まない)
(むしろ憎んでね、私の罪を顕して)
end
意味不明文失礼しました/(^o^)\
.