捧げ物
□水の都にて
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〜フェナスシティ〜
「ん〜、フェナスに来るの久しぶりね」
バイクのサイドカーから飛び降り、思いっきり伸びをする。
この日、ミレイに『買い物に行きたい』とせがまれ、レオと二人でフェナスシティに訪れていた。
「まあな。最近は管理の仕事が忙しかったからな」
レオは今、ミレイの祖父である伝説のトレーナー、ローガンが担当していた『聖なる祠の管理人』の仕事をしている。
つい最近引き継がれたばかりなので、まだまだやることが山積みになっている。
そのため、なかなか出掛けることが出来なかった。
「よぉーし、今日は思いっきり遊ぶぞー!」
腕を突き上げて宣言するミレイ。
「買い物しに来たんじゃなかったのか?」
「細かいことは気にしない。さっ、まずはあそこから攻めよ!」
「おいおい、腕引っ張るなよ」
ミレイに勢いよく腕を引っ張られ、躓きそうになりながら、二人は近くにあった店から入っていった。
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