頂き物

□男は度胸
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――バンエルティア号

マルタ「エ・ミ・ルゥ〜v」

エミル「あ、マルタ…ッ!」

マルタに挨拶をしようとしたエミルだったが何かに驚いたようだった。

マルタ「どうしたの?」

エミル「今あそこに何か黒い物が…と、通ったんだけど…
『ガサガサ』
ヒィッ」

物陰に隠れている黒い物にただエミルは怖がっていた。

マルタ「え〜っと…。あっ、大丈夫だよ。猫が紛れこんでたみたい。もう少しで船が飛ぶから外に逃がしてくるねー」

エミル「あ、マルタ・・・・行っちゃった。ハァ〜猫に驚くなんて情けないなぁ〜」

ユウリ「全くもってその通り」

落ち込むエミルの後ろからユウリがやって来た。

ユウリ「情けないねぇ〜。女の子に守られているようじゃ、男してダメダメだね」

エミル「うぅ〜」

先ほどの光景を見ていたユウリはため息を吐きながらエミルに駄目だしをしいた。

ユウリ「そ・こ・で!これからエミルクンには、一緒にブラウニー坑道で修行してもらいまーす」

エミル「えぇー、い、嫌だよ。ユウリすぐに無茶するし…」

ユウリ「残念!!アンタに拒否権はありませーん。ちゃんと援護としてミントとアーチェを連れて行くからさ。じゃっさっそく逝こうか」

エミル「な、なんか漢字違うくない?」

ユウリ「そんなことないない」

エミルはひきづられながら修行へ駆り出された。
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