リクエストBOOK

□気になる
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ある日、俺は一人で公園をふらついていた。
いつもサッカーばっかりしてたから気分転換もかねて散歩。

「豪炎寺君?」

後ろから声をかけられ、その方向を向いた。
ピンク色のこわもて顔(人のことを言えないが)。
しかし、いつも見るあいつじゃない。

「竜喜か?」

「よくわかるね。」

竜喜はクスクスと笑う。
顔は染岡そっくり(つか同じなんだから当たり前)だか、雰囲気なのだろうか?
なぜだか二人の区別がつくのだ。

「なんとなくだ。」

「その勘、すごいね。」

「円堂の方がすごい。」

また笑う。
今度は二人で。

「君といると楽しいな。竜吾がうらやましい。」

竜喜は微笑みながら言う。

「だったらまた一緒に話そう。」

俺は竜喜の顔を見ながら言う。
竜喜はびっくりした顔をして、また微笑んだ。

「うん、じゃまたこの場所で。」

「あぁ、この場所で。」

俺は竜喜の頭をぽんっとなでてわかれた。



またいつか…この場所で

         end
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