青春真っ盛りなボクたち

□Noisy Medicine-ノイジーメディシン-
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「あー?
生徒会委員のこのオレに、しらねーことはねぇぜ」


祐希がメガネを押し上げながら言う。
要がふるふる震えている。


「ぷっ」


千鶴が我慢できずに吐き出した。


「だははははー!!似てねー!似てねーけどいいよ。ゆっきーの要っち!」

「どこがだ!」

「くっく・・・く・・・」

「つか春も声殺してわらってんじゃねぇ!!」

「あははははは!!!」

「暁は笑いすぎだ、このばか!」


ここは要の家。
今日はなんとも珍しく!要がかぜで学校を休んだ。
だから、みんなでお見舞いに来た・・・。
というより・・・?


「こほっこほっ。祐希、いいかげん返せよメガネ」

「だったらつかまえてごらんなさーい(棒読み)」

「上等だゴラァ!!さっきからバカにしやがって!!」


からかいに来たのかも。

ベッドから出ようとしてる要を春ちゃんが必死に宥める。


「かっ要くん。だめですよ、ちゃんと寝てないとっ」

「放せ春!あいつがいる限り、オレに安眠はねぇ!」

「ねーねーメガネ、似合う?キラーンって」

「祐希かっこいいよ!」

「ほんと?じゃぁ、暁結婚し「なに言ってんの祐希」

「似合うけど・・・あんましてると視力おちるよ。要にかえしなさい」

「つーかいいとこ住んでんなー要っちー」

「千鶴・・・ごろごろしてると、踏んじゃうぞ??(にっこり)」

「きゃぁ!あっきー!」

「暁、スカートの下見えますよ」

「スカートの下は短パンですよ?」

「いや、女の子なんだからもう少し考えなさい」

「みんなも、もうちょっと静かに・・・」

「えー要が一番うるさいよ」

「誰のせいだ!」

―コンコン


  
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