BL
□僕だけの君
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「ん・・・むく、ろ・・・?」
そう言って周りを見渡すと僕の周りには誰一人いなかった。
テーブルの上に御飯が置いてあったけど、食べる気にはならなかった。
僕の名前は雲雀恭弥。
そしてさっき僕がつぶやいた彼の名は六道骸。
僕の恋人である彼が今はいない・・・。
どうしたんだろう。僕のことなんてどうでもよくなったのかな。
なんてマイナスなことばかり考えてしまう。
骸─・・・。彼は変態だし、ドSだけど、僕のことをとても大事にしてくれている。
ちなみに昨日は僕の誕生日で、昨夜はパーティをしてくれた。
骸が初めて作ったというケーキは、これほどかってまでナッポーをのせてあった。
ケーキはナッポーの味しかしなかったけど、骸が作ってくれたからか、とてもおいしく感じた。
骸がいきなり、
「どうですか?」
と言ってその整った顔を近づけてきたので、
僕はあわてて、
「ぉ、おいしいよ///」と答えた。
すると骸がまた顔を近づけてきたので、何をされるか、ドキドキしていると、
ペロッ
僕の顔をなめてきた。
「恭弥、クリームがついてますよ。まったくあなたはどこまでも可愛らしいですね。そのまま押し倒したいほどに」
最後の一言にびっくりしたが、いつものことだと軽く受けながし、
「ありがとう・・・///」
といあえずお礼を言っておく。