KOH(KINGU of HETARE)


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サッカー部の朝練後、源田と佐久間は鬼道のクラスで今日の反省会を開いていた。サッカー部のTOP3が居るとなり、大変に注目の的だ。



「今日はFWの調子が悪かったな」


「ああ。どうもサイドに回ろうと固執したみたいだ。指示を出しても間に合わなかった」



ボードの上で指を動かしながら佐久間がため息を吐く。
鬼道もそれを理解して、今日の放課後の練習を組む。



「DFはいい動きをしていた。守りに回るのもはやいし、とってからのパスも冷静だったぞ」


「源田の指示もよく通ったし、明日はは必殺技と連携についてを中心にするか」



着々と進む話し合いに、クラスメイトはホウと熱のあるため息を吐いた。

ほぼ同時、教室から誉が入ってくる。



「おはよう、みんな」


「誉さん!」



教室に挨拶をしながら入ってきた誉を見つけ、源田がパァァァ!と顔を輝かせて彼女に駆け寄った。
その源田の顔と言ったら、目を輝かせ頬を赤く染めている。

クラスメイトはもちろん、鬼道もゴーグルの向こうから目を見開いた。



 
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