KOH(KINGU of HETARE)


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「…なんだ…あれは…!?」






放課後、咲山の家の道場にやって来た鬼道、佐久間、源田は誉と咲山に言われるまま座った。
着替えるのだろうかと見ていたが、誉は制服のまま鞄だけ置いてアキレス腱を伸ばして手首と足首を回した。



「おお、今日は鬼道さん達も居るんすか」


「誉さん居る時に来るの初めてじゃないか?」


「友達になったんですよ。さ、皆さんどーんとどうぞー」


「「「「「「「ウッス」」」」」」」









大の男7人が叩き伏せられ、その男達はぐったりと床に転がっていた。
源田は胸の前で指を絡ませ顔を赤くし、佐久間は額に手を当て『平常心平常心平常心』と自分をいさめ、鬼道は目を見開いていた。



「はい、お疲れ様です」


「赤羽、お前注意力散漫すぎ。腹筋300、スクワット300、道場掃除」


「………はい



中でも一番若そうに見える20代前半の言葉を聞いて、誉は前髪をかきあげて笑った。



「赤羽くん、鉄砲弾なら何が何でも一発入れなきゃダメだよ。私お風呂もらうね」



 
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