Tellus
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ヒロト10歳、瞳子9歳、星二郎さん28歳、私は26歳になりました。
ヒロトは星二郎さんそっくりに、瞳子は髪質は星二郎さんに似たものの他は私の特徴のある容姿が見られます。
ヒロトは頭も良くスポーツが得意で、瞳子は勉強が得意。
「お母さん!また今日もお兄ちゃんシュートしたの!」
「ただいま母さん。瞳子、ただいまが先だよ」
「あ、ただいまっ」
「はい、おかえりなさい」
ヒロトは本人の希望でサッカークラブに所属していて、今はまだ10歳ながらエースストライカーとなり、この間のサッカークラブ全国大会で優勝し、MVPに選ばれた。
「それで、お兄ちゃんがシュート?」
「そう!柏木くんのパスからボレーシュート!2対0だった!」
「まぁおめでとう」
「でも本当は柏木くんもシュートできたのに2回ともお兄ちゃんにパスしたの。ちょっと消極的すぎるわ。もし彼が失敗してもお兄ちゃんが取り返してくれるのに」
最後はやはり兄をほめてしまう辺りは可愛いが、よく見ている。
「瞳子はよく見てるよね、俺もそう思った。瞳子はマネージャーとかコーチとか、監督に向いてるよきっと」