MUGIWARA
□冷蔵庫
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ゴクッゴクッ
「くーっ!目が覚めたぜ。よし、見張りに戻るか。」
本日の不寝番・ウソップが、眠気覚ましの冷水を
飲み干し、キッチンを出ようと踵を返す。
ガ…チャ……
とそこへ、ルフィがやって来た。
抜き足、差し足、忍び足………。
こんな真夜中にキッチンに来てやる事は、一つしかない。
「おぉウソップ!お前も喰いに来たのか?」
「おれは水を飲みに来ただけだ。お前と一緒にするなよ。
ルフィ…またサンジに叱られるぞ?」
「モゴ?(ん?)」
「って聞いてねェし!!喰ってるしィイ!!!!」
「お゛い……。」
((ビクッ!!))
突如背後からした第三者の声に、ルフィはおろか、
なぜかウソップもビビり、恐る恐る振り向く。
「テメェら…覚悟は出来てんだろうなァ?」
扉の前に、明らかに怒っているサンジがいた。
「サ…サンジィ〜?一応言っておくが……
おれは眠気覚ましに水を飲みに来ただけでだなぁ…。
見張り台に戻ろうとしたらル「じゃあその手に持ってんのは何だ?」
ウソップの手にはいつの間にか、食べ掛けのハムが…。
「手?…ッ?!!うぉいルフィーーッ!!!
ってちょ、サンッ違っ…ひぎゃぁあああっっ!!!!!!」
サンジの蹴りが扉付近にいたウソップに入り、
そのままルフィを巻き込むと…思いっきり冷蔵庫へ衝突した。
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