Short

□後ろの正面だーあれ
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かーごめ かごめ















──ダッ!!





『ハァ、ハァっ…!υ』




夜中…一人の妊婦が重い体を引きずりながらも必死に走る










かーごの なーかの とーりーは













もう後少し日を重ねれば生まれる我が子と共に走る










いーつ いーつ でーあーう










『ハァっ…!!ぃゃ…っ!!υ』










よーあーけーの ばーんにー










ドン!!



『あ…っ…!』





ゴロゴロゴロゴロと石造りの階段から面白いほど素直に転がり落ちていく妊婦













つーると かーめが すーべったー













『…ブン……たぁ…助け…てっ…!υ』










鮮血に染まりながら地面に懐き

階段上を涙をながしながら見る…愛おしい人の名を口にして…












タッ……タッ……




石造りの階段をゆっくりと下りてくる足音










うしろのしょーめん


















クスクス…


「…これで…先輩との餓鬼なんかじゃなくて…


俺との子…つくれますね


ミキせんぱい」






















だー あー れー












『こ…来ないで…、ぁ…ぃや…やだ…

ブン太……助け…て!』


赤也「さぁ
その汚い”モノ“もこれで無くなったんだし

早く取り除かないと」





ジャキ



ポケットから出すのは果物ナイフ






『やだ…ゃ…だっ…

ぃ……い……



ぃやあああああああああああああああああああああ!!!!

















ザクッ!!














赤也「これで……

貴女は俺のモン…ッスよね…

いくらその可愛い声で丸井先輩呼んでも無駄ッスよ…?



だって先輩





もういねーから















(あれ…何でミキ
動かねぇんだろう)
(ああ…寝てるのか)
(おやすみ…俺のミキ)
 

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