ボンゴレ島物語

□13、試練の始まり
1ページ/6ページ

島の様子を眺めていたリボーンは、ついっと顔を上げる。
女神の力が凝縮された宝玉。
今はばらばらとなっているがもうすぐそれも元に戻るだろう。
確かに宝玉が割れたのに仲間の一人が関係している。
だが、宝玉が割れなければ島は、その豊かな緑を失い、やがて人も動物も住めなくなっていたところだ。
全ては偶然ではなく必然。

―・・・彼と出会い、彼と愛することは偶然ではなく必然なのだと私は信じているのです。

柔らかな、確固たる意思を持つ声が耳をくすぐる。
それはかつて島にいた女神が残した言葉。
その時は何も言えなかった。
今なら言えるだろう。
「そうだな」と肯定の意を持って。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ