ボンゴレ島物語

□15、再会
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過去と思われる世界に飛ばされて何年のも月日が流れた。
ツナヨシはジョット、イエミツと共に育った。
周りにはツナヨシは2人の弟ということになっているようで誰も違和感を覚えていない。
ツナヨシからすれば祖父母である者達もだ。
現在彼らは成人する一歩手前である。
意外なことにイエミツは牧場の仕事をしていなかった。
それもそうだもともとが牧場とは無関係の家に生まれているのだからしているはずがない。
だがツナヨシの知る父は牧場の仕事に関してのエキスパート。
母と結婚してから相当努力したのだろうということがわかり元の世界に戻れたら少しは労わろうと思った。
「見つからない・・・」
ツナヨシは暇を見つけては島を巡りハルを探すが手掛かりは何も得られない日々が続く。
その日もハルの手掛かりを求めて島を歩いていた。
1日に移動できる範囲は決まっている。
分割して探すしかないし、大雑把に探して見逃すだなんて馬鹿なことはしたくないために慎重になってしまう。
そのため時間はかかってしまいツナヨシは焦る。
一番簡単なのはジョットがさっさと妻になる女性と出会えばいいのだがいかんせんツナヨシの脳内にあるその女性の記憶は霞がかっておりまったく役に立たない。
ジョットもジョットで島の女性みんなに優しいためにどれが本命なのか謎だ。
本人に一度聞いたものの。
「皆、愛らしいと思わないか」
などとのたまったのであてには出来ない。
イエミツはナナと出会い着々と未来の2人へと進んでいるというのにだ。
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