ボンゴレ島物語

□1、出会い
6ページ/6ページ

「ツナヨシ君。教えてあげたらどうだい?私は忙しくてあまり時間もとれないし、君のところの牧場にはイエミツもいるだろう?彼女が慣れるまででいい。側についてあげたらどうかな?」
「なっ!?」
「ツナさん!お願いできますか!?」
にこにこ笑う祖父との密かな威圧と、涙目で不安そうに見てくるハルにツナヨシは、ため息をついた。
祖父の威圧はどうでもいい。
ツナヨシが、ほだされたのはハルにだ。
今にも泣きそうな可愛い女の子をほおっておくことなど出来ない。
これが男だったら多少違うのかもしれないが。
「・・・わかったよ。俺でよければ」
「本当ですか!?ありがとうございます!!」
喜んだハルが無防備にもツナヨシに抱きついてくる。
「わっ!?」
顔を真っ赤に染めて驚く彼を見て九代目の笑顔は更に深まった。
「イエミツに教えなくてはね」
「何を!?」
「さあ?」
ぎゅうぎゅうと抱きついてくるハルに戸惑いながらも祖父の言葉に嫌な予感しかしないツナヨシだった。





初めて出会った優しい人。






続く
とりあえずツナハルの出会いをば・・・今回のツナはハルに一目惚れ予定です。九代目・・・本名が不明です。調べろよって話しですね。でも九代目がしっくりきます。プリーモに関しては本名ですが。次はハル初めての農作業と町の人々ですかね。
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ