捧げた物語

□強い人
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「あとですね、ツナさん」
「なんだよ」
「ツナさんは、優しくて素敵な人です。自分を卑下しないでください」
手をぎゅっと握られて真面目な顔でそう言われた綱吉は、力が抜けた。
「はあ・・・もういい」
「はひ?」
不思議そうな顔をしているハルの手を握ったまま歩き出す。
彼女に苛立ちをぶつけて、最後は手を繋いで帰る。
恒例になりつつあるそれに綱吉が苦笑を浮かべていると、そうです、と弾んだハルの声が響く。
「ツナさん。今度、映画を見に行きましょう!」
「ジャンルしだい」
「もちろん恋愛ものです!!」
「え〜・・・」
「もう、恋人同士が見るといったらそれじゃないですか」
「じゃあ、それ見たあとにアクション系もな」
「わかりました。ハルですね」
嬉しそうに話すハルと手を繋ぎながら歩く綱吉の顔が、とても優しく、慈しむような笑みを浮かべていることに武と隼人は顔を見合わせ、たまらず笑ったのだった。


どんなに強い彼よりも彼女が一番強い!



END
4444番を踏まれました、なつの様のリクエスト小説です!リクエストありがとうございます!はりきって書いたわりにリクエストされた内容からはずれたような・・・黒ツナだけどハルは気付かないってこんなですかね?もしかして気持ちの方でしたか?そして最後はラブラブなのか・・・?私の解釈は、他人とずれているらしいのでこんなものが出来上がりました。書き直しうけつけます!すみません!そして、ありがとうございました!!お持ち帰りは、なつの様のみです。他の方はご遠慮ください。
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