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□お見合い、その後
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※『もう手遅れだけれども』の続きです。






沖田に、お見合いをすると言われてか数日が経った。今日はそのお見合いの日らしい。


なんでそんな事を知っているかというと、道を歩いてたら、ゴリが出てきて教えてくれた。正確に言うと姉御に会いに来たついでに知らされた、という感じ。因みにその後ゴリは姉御にボコボコにされた。




そして、嫌でも会っていたあいつには、あの日以来1回も会ってない。





「なんで今日に限ってこんな早く散歩してしまったアルか…」




そんな言葉が通じるわけもなく、定春は蝶々を追いかけ遊んでいる。


そもそも、なんでこんな時間に公園に居るかというと、ただ単に神楽の目が覚めたのが早かったと言うこともあるが、銀時がいつまでも寝てるのでする事がなく、いつもは午後にしてる定春の散歩へ出かけたからだ。






それが間違いだった。
午前中の公園はつまらない。つまらなすぎる。



定春は蝶々追っかけるのに夢中だし
よっちゃん達は午後になってからじゃなきゃ公園にこないし
そしてサドは今頃お見合いの真っ最中。




あぁ、なんで今日がお見合いの日アルか。




なんて思っても今更どうにもできない。

思えば最初っから喧嘩ばっかりだったけど、あいつが結婚したら公園で話すことも、喧嘩することすらもなくなるんだろうな、なんて思ったら急に寂しくなった。




「はぁ…」


「ため息なんか吐いてどうしたんですか、お嬢サン」


「うっさいアル」





自分でもビックリするくらい冷静に反応ができた。
お見合いに行っているはずの人がここに居るというのに。




「テメー人が心配してんのにその反応ねぇだろ」


「お前お見合いはどうしたネ?」


「オイ無視か」


「誰かサンもこんなんだったアル」





そんな憎まれ口を叩いて、もう一度お見合いはどうしたのかを聞いてみたら、見合いなんて今年何度目だと思ってんだ、と少し自慢するような口調で言われた。

そんなにしてるなら、お見合い結婚するようなことはだろう。







「ちょっ、ちょっと待つアル!」




今年に入って何度目かのお見合いと言うことは、私とこいつが会ってからだと何度もお見合いをしているということになる。

それなのに何故今回はお見合いを知らせたのか。




「オイ、クソチャイナ。なに無い脳みそなんか使って考え事してんでィ」




と言われ一発殴ってやろうとしたが、私が殴ると分かっていたのか綺麗にかわされた。


ムカつく


そんな事を思いながらも、ここで言い争っていたらいつまで経っても話が進まないので、ここは優しい神楽様が我慢してやる。




「何でィそりゃ。人のこと殴ろうとした奴がよく言うぜィ」




心の声だったはずが、どうやら聞こえていたらしい。




「アレはお前の顔に蚊がついてたから…ってそうじゃないアル!なんで今日のお見合いだけ私に伝えたのヨ?」


「あぁ、だってそりゃあ」




沖田はそう言って、ニヤリと笑い、耳元で『アンタが俺のこと考えると思ったからでィ』と言った。


そんなことを言われ、ほんの一瞬ポカンとした神楽だったが、その後すぐに真っ赤になった。



「じゃあこれから仕事なんで俺ァこれで」


「嘘ついてんじゃねーヨ!どういう意味アルカ!」




その声を無視して歩いて行った沖田だが、顔が赤かったりするのであった。










お見合い、その後
(旦那、結婚することになりやした。おたくの娘さんと)
(え、ちょ、神楽ちゅわぁぁあん!!)
(テキトーな嘘ついてんじゃねーヨ)










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タイトル決められなーい(゚Д゚)

沖(→)←神からの沖神です∀
ハッピーエンド万歳\^o^/←


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