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□地球の誕生日
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『今日はお前の誕生日だから、プレゼントせがんでこい』




そう銀時に言われ、桂、幾松、妙、久兵衛、お登勢、さっちゃん、その他真選組の面々など、たくさんの人からプレゼントを両手いっぱいに抱えた神楽は上機嫌で街を歩いていた。


しかし、それもつかの間、途中に見つけた時計が4時を指していて公園へ急いだ。



そこには沖田が居て、慌ててかけ寄ると、神楽のもっている色々なプレゼントを見てむっとした。

そしてその中から一つ、マヨネーズだけを奪い、キラーンと音でも出るのではないかと思うくらい遠くに飛ばした。否、投げ捨てたの方が正しいか。
なんて呑気に解釈している場合ではない。




「ちょ、何するアルか」


「いいだろィ、土方からのプレゼントなんて」




そんなことを言われたら、犠牲になってもらおうと思ってしまうではないか。

事実土方は、それで何度も犠牲になっている。




…ごめんネ




心の中で謝って総悟には、それもそうアルナと返した。




「ってそんなことより!」


「おめでとうだろィ」




…わかってんなら早く言えよ、この糞ドS総悟。


そう思って、しばらく膨れていた神楽に、沖田はごめんと謝った。




「じゃあ早くプレゼント渡すヨロシ」

「ほら」




そう言って渡されたのはピンク髪飾り。それが嬉しくて、ありがとうと言って抱きつくと、抱き返してくれた。



しばらくその体制で居たら、大好きでィなんて総悟が言うから、いつもは言わないけど、うっかり私の方が大好きアルと返してしまった。




「神楽」


「何アル…っん」




顔を上げた瞬間に落ちてきた唇。




「なななな、何するアルカ!!」


「何ってキス?」


「キス?じゃねーヨ馬鹿総悟!」





完全にパニックになっている神楽に対し、沖田は余裕の表情。

神楽は万事屋に帰ると立ち上がったが、沖田はそれを許さないと腕を掴む。




「神楽、どこいくんでィ?」




サディスティックスマイルの沖田を見て、神楽の頬に汗が伝い、本能が逃げろと警報を鳴らしているが、掴まれた腕を振り払えない。


振り払えば総悟が傷つくのではないか

なんて綺麗な感情で動けないワケではなく、ただ単に神楽は逃げることができない小動物のようになっていた。




「へ、ヘルプミー!!!」


「屯所行きますぜ神楽ァ」




















「遅いと思ったら沖田さんと居たんですね」




神楽の帰りが遅いので心配になって探しにきた新八と銀時は、それから黙って見ていたが、神楽が助けを求め、沖田と屯所へ行こうとした瞬間、銀時が突撃。










神楽ァァ!!!誕生日だからって銀さん許しませんからね!!

旦那、神楽はもう立派な女でさァ

え、ちょ、どういう意味沖田くん!?

そういう意味じゃないですか銀さん

こんなとこに居たか総悟

ちょっと!沖田くんにどんな教育してんの!!

は?急になんだよ

あ、姉御ォ!

神楽ちゃん、みなさんこんばんは

総悟もトシも止めんか、ねぇお妙sグオッ

あら、こんなところにゴリラの屍があるわ

てめーら公園でなにしてんだァ近所の迷惑考えろ!!

うるせーババア!こちとら神楽が一大事なんだよ!

たま、やっちまいな

はい、お登勢様



─ドカーン!










地球の誕生日
(エキサイティングだったアル)
(ごめん神楽、外出した俺が悪かったわ)










*****
なんか最後ごちゃごちゃしちゃしてしまいましたが
そこが一番書いてて楽しかったりしました←

ツンツンな神楽ちゃんがデレたときには
沖田は大変ですよ、きっと(^^;

誕生日おめでとう\(^o^)/


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