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□長編
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体育祭が終わり、ついでにテストも終わり、教室では夏休みどうするという話で盛り上がっていた。



話の展開早くねーか?と言うツッコミはナシにしよう。決してネタが思い付かなかったとかじゃありませんからね。




「誰も管理人の言い訳なんてきいてないアル」


「こりゃあ確実にネタがなかったんですねィ」



…爆弾コンビがツッコミを入れた通りだが、話が進まないので置いといて、話を進めます。




──ガラガラガラ




「お前ら席付け〜」




銀八の声で座席に戻る生徒たち。


そしてみんなが席についたのを確認して、銀八は夏休みの過ごし方、と夏休み前によくあるプリントが配った。




だけど明日から夏休みだと浮かれている連中に配ったって、その通りに過ごすわけないと思う。


少なくとも俺はそう過ごさない。






…夏休みの補習なんてものがなければ。






前回のテストで赤点を取った俺は夏休みに補習がある。

まず夏休みに学校に行くことが自体が面倒くさいのに勉強する気になれる訳がない。




「それじゃあ夏休みの間先生迷惑だから事件とか起こすなよ」


「起こすわけないアル」


「とか言ってる奴が一番起こしたりすんだからな」


「いやいや私をナメちゃいけないネ」


「いや意味わかんねーよ」




とチャイナと銀八が楽しそうに話している(ようにしか俺は見えない)。



最近になって、チャイナに気があると自覚し始めた。

もしかしたら、こんな女が好きと認めたくなかっただけで、もっと前から好きだったのかもしれない。



そう土方に言ったら、「お前がチャイナへの感情に自覚する前に、クラスのほとんどは好きなんじゃないかと思ってた」と言われ、ムカついたので、マヨを力の限り窓に向かって投げた。



そんな気持ちでこの会話をほっとける訳もなく、堂々と広げてある弁当箱から、チャイナ曰わく"たこ様"を抜き取る。


すると予想通りにガタンと椅子から立ち上がり怒鳴りかってきた。




「なにすんだテメー!!」


「たこ様が俺に食べられたいっつってたんでさァ」


「んなわけあるかァァア!!」




『ドカン』『パリン』『バコン』と様々の効果音が教室に鳴り響くが俺の知ったことじゃない。




それでも気付かないチャイナが悪い。
どーせ校長に怒られんの銀八だし。




「ふざけんなよ沖田くん。神楽ももう止めろ」


「だってコイツが悪いのヨ!」


「はい、人のせいにしない。沖田くんもね」


「元は先生のせいですぜ?」




あれ?人の話聞いてた?

と言うツッコミは、それとほぼ同時に鳴った、HRの終わりを告げるチャイムと教室のザワザワに掻き消された。










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久々の更新!
今更夏休み後から書けば良かったとか思う←

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