Short
□優しい嘘
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※この話は傍にいての続きの話となっています。
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「ん…」
あれ?私、寝ちゃってたのかなぁ?えーっと…昨日何があったんだっけ。
布団をはぎ、腕を組んで考えてみた。確か部屋にいたら総悟が来て、膝枕してあげて…
それで私が泣いて…だ、抱きしてめてもらって………あれ?ちょっと待って。私はいつ寝たの?
抱きしめてもらってからの記憶がない…も、もしかして泣き疲れて寝ちゃったとかいうオチ?
「でもちゃんと布団の中にいるしさぁ」
「ん…」
「・・・」
ん…?あれれ〜今、私じゃない声が聞こえたけど。
私はおそるおそる自分の寝てた隣を見た。そこにいたのは―…
「すーすー…」
「!!?//」
幼馴染の沖田総悟でした。取り乱した私は冷や汗をかきながら総悟をジッとみた。
どどどどうして総悟が!?……まさか!念のため自分の体を確認してみる。
「よ、よかったぁ…服は無事…」
でも状況がいまいちまだ掴めない。これは総悟に聞くしかないのかな…
「そ、総悟くーん?朝ですよー?」
「…すーすー」
は〜い起きる様子なし。
「そりゃ起きないよねぇ。総悟は人一倍、寝起きが悪いし」
人一倍寝つきが悪いってのもあるけど。だからいつもアイマスク着用してるんだよねぇ。
って、そんなのんきなこと考えてる場合じゃない!もしこんな状況を誰かに見られたら絶対に誤解されるよ!!(特に近藤さんとか!)
「総悟!総悟ってば!」
「ん〜…」