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□Ｌｉｋｅ＆Ｌｏｖｅ
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「なかなかよく撮れやしたねィ…題名は『鬼の副長、仕事をサボり彼女と密会』にでもしときやすか」
…と、勝手に喋ってる男が１人。
あれぇ…ちょっとちょっと…。
「お、沖田くん？その手に持ってるのは何かな」
「あぁこれはカメラって言うんですぜィ？」
「いや、うん。それは知ってるけど」
「総悟ぉぉお！！テメェ…何撮ってやがんだ！しかも題名とか考えてなにするつもりだ！！」
「何って…もちろん、土方さんの評判を落とすために写真をばらまくんでさァ。これでやっと俺も副長になれるってもんでさァ」
「なるかぁああ！！カメラよこせ！」
「いやでィ」
そのまま沖田くんを追いかけていってしまうトシ。そして１人取り残された私。
「トシ…彼女を置いていくのかよ」
そんなに沖田くんが好きですか、バカヤロー。彼女より部下ですか！
「…仕方ない、帰るか」
事件とかもちょっと怖いし、早めに帰った方がいいよね。トシには後から連絡しよう。
「あれ？名前ちゃんじゃないか！」
「あ…こんにちは、ゴリさん」
門を出ると、そこには真選組の局長であるゴリさんがいた。
「え？ゴリさんて…え？」
ん？私の声聞き取れなかったのかな。
「ゴリさん、こんにちは！」
「……逆に傷つく……」
笑顔で挨拶したのに、ゴリさんは逆に落ち込んでしまった。全く……
「冗談ですよ、近藤さん。私帰るんでトシに会ったら帰ったって言っておいてください」
「あぁ！それぐらいおやすいごようさ！」
立ち直り早いなぁ。
「ありがとうございます！それじゃあ、また明日来ますね。失礼します、ゴリラさん！」
「……クスン」
最後に近藤さんが涙目だったけどあえてスルーで私は通り過ぎた。
近藤さんは確かにいい人だけど、でも…
ゴリラじゃん。まあゴリさんの話は置いておいて……
ハッキリ言って、今ちょっと気になることがあります。皆さんはそれはなんだと思いますか？
①トシに浮気はないか。
②甘いもの最近食べてねーな…
③今度わざと銀さんに抱きついてトシにヤキモチやかせようかな…
④沖田くんのアイマスク、隠しちゃおうかな…
⑤なんか…後、つけられてね？
さぁ５択問題です！
………１０秒経過。ここで正解です。なんだこれ。
実は④以外当たりだったりします。沖田くんに悪戯はしたいけど、後が怖そうなんで。
でも！今１番に思ってるのは……それは、
（スタスタスタ）
（スタスタスタ）
（スタス…ぴた）
（スタス…ぴた）
「…………」
もしかして…後つけられてる………？⑤を選択した方、見事あたりです。ていうかこんなことやっても気が紛れないよ…リアルに怖ぇーよ……。
「（こんなことならトシについてきてもらえばよかった…）」
怖いなぁ……ん？……ここ、どこ？