Tout le monde est un ami!
□第5.5章 番外編(10000Hit記念)
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10000Hit記念!
Tout le monde est un ami!番外編
第5章での自由行動でのお話。
まずは、玲奈だが…。
勿論、この人の役割は自分たちの生活費を稼ぐこと。
今日も今日とて例外ではない。
発明のアリスを使い、商品を売り捌いている。
「いらっしゃいませ〜!!寄ってらっしゃい見てらっしゃ〜い!ちょっと珍しい代物だよ〜!!」
「なんで俺まで…。」
「仕方ないじゃん。暇そうだったんだし…」
「はぁ…、まぁ…いいだろう。」
売り物は好調。
蓮も手伝ってくれたし、今日は大儲けできそうだ。
ここでの世界では売れないと思ってた時期もあったが取り越し苦労か。
「……。」
「なんだよ、何か言いたそうな目で見て。」
「……お前たち三人。俺達に何か隠し事してるんじゃないか?」
「……。(蓮…もしかしてあの時の話、聞いてたか…?)」
「沈黙は肯定とみなすぞ?」
「実は…さ。(ここはごまかすか…。)」
「…。(あんなに隠してたのに簡単に話す気、か…?)」
「俺達さ、生き別れの姉妹だったんだよ!!!(ちょっと、無理あるか…?)」
「……。まぁ、だろうと思ったが…(冗談でごまかす気か。こいつの得意そうなことだ…。)」
「え?マジで信じてくれるわけ?いや…嘘だけどさ…。(こいつ信じちゃったよ…!!しかも、同い年だから三つ子じゃね?)」
「嘘ぐらいわかるさ。」
「あ、やっぱりわかってたんだ…。(だよなぁ…自分で言っておいてあれだけど無理あるって!!)」
「隠す必要があるのか?(何、言ってんだ…俺。)」
「…何を知ってる?」
「…いや、何も知らないが俺はともかくあいつらにも黙っておくのか、と聞いているんだ。(…おせっかい、か……。)」
「あいつらって海とか深紅たちのことか?」
「そうだな。この際だからはっきり言おう。お前たちが何してようと勝手だが、あいつらにも聞く権利はあるんじゃないか?仮にも海と深紅は【パートナー】だろう。そこは、はっきりしておく所じゃないか?」
「…はぁ〜。なんか含んだ言い方だな〜。」
「ふん。あいつらの心を代弁したまでだ。」
「じゃあさ。蓮は気にならないんだ?俺達のこと。」
「なんだ?その言い方だとなにかあるような言い方だが?」
「もう、そこまで言われちゃごまかせないよ。で?気になるの?ならないの?」
「そうだな…、じゃあ気になるといっておこうか。」
「ちぇ、なんだよ。自分は知ってます的な言い方しやがって。」
「…さてな?で、正直に話してくれるのか?」
「…、まだ、さ。待ってくれないか。俺たちにだって心の準備くらいいるさ。特にあいつらは、さ。」
「まぁ、話す気はあることはわかっただけでもいいとしようか。」
「結局知ってんじゃん。その言い草だと。」
「聞いてしまったしな。」
「(やっぱりそうか…。)…あのさ、気持ちがらないわけ?俺達、つまりは化け物なわけよ。特に咲夜は…。」
「そんなこと言うが、俺達だってこうやって擬人化してるわけだし十分化け物の域だと思うが?」
「くっ、あはは!蓮ってさ、ほんとに最初俺達のこと、不信感持ってた割にこうして優しいよな。」
「///うるさい。」
「でも、本当に待ってくれ。それから、この事をあいつらに言うなよ?」
「なぜだ。早めの心の準備というものやってもらいたいのだが?」
「あいつらは…、ちょっと撃たれ弱いんだ。もう少し待ってやってくれ。それとなく二人に話しておくから。」
「…まぁ、玲奈がそこまで言うなら。」
「あ、俺の名前。」
「///ふん。一応、お前のことは主と認めてはいるからな。」
「この〜。生意気言っちゃって〜。」
肘でつついてやるとやめろ、と言われやめる。
なんだかんだ言って、優しい相棒はきっと待ってくれると信じて…。
ちなみに本日の売上額10万だったりしちゃう。
「よし。しばらくは持つな。」
「こんな大金どうすんだ。」
「食費だろ?生活費だろ?」
「食費と生活費は一緒だろ…。」
「まぁ、固いこと言わない!結構減りが早いんだから!」
「……そうか。」
「そうだよ〜。なんだかんだで使うからさ。それに材料費もいるし。」
「アリスとやらでか?」
「……。ほんと、どこまで知ってんの?蓮。」
「さぁ?とりあえず、話してたこと位と、部屋でのまくら投げの際の咲夜の行動の違和感くらいかな?」
「ほぼ、全部じゃん…。」
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