Tout le monde est un ami!

□第二章 再開と勉強。
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部屋に入り、今までの事を話す。

…ここに来てからの話だ。

玲奈は花梨と一緒に近くに居たポケモンに助けてもらったそうだ。

それが、この隣にいるツタージャだそうだ。

素っ気ない態度でよろしくと言われた。

花梨と一緒にいるのは…ミジュマルと言うらしい。

ミジュマルは凄いだろと言う感じで胸を張っている。

私の番か…。

自分は気付いたら一緒に居てくれた。

右も左も分からない私に優しくしてくれた。

だから、何か恩返しがしたい。

そう口にして言えば、



「じゃあ…、オレ達を咲夜の手持ちにしてくれないか?それで良い…と言うかそれが良い。…ダメか?」

「先にもう『俺達』って言われたけど俺も手持ちにして欲しいんだ。」

「…分かった!」



二人は嬉しそうに喜んだ。



「…で、どうすればいいの?」



ずさーーっ‼

一瞬にして皆転んだ。



「咲夜…?まさか…何も知らずに言ったのか?」

「うん!大事な事だとは分かったけどそれがどうする物かまでは分からなかった。」

ツタージャ「…。お前ら良いのか?こんなご主人で。」

「あぁ。良いんだ。…それに心配だからな!」

「えー、そうかな?」



私が心配と言う言葉に否定するも花梨と玲奈は肯定している。



「まぁ、それは置いといて咲夜。これをやるよ。」



玲奈から貰ったのは二つの赤と白のボール。

不可思議な物を見るかの様に回してみたりする。



「??これは…?」

「それはモンスターボールと言われる物。彼らに使ってあげな。」



取り敢えず二人に渡すとやり方が分かっているのか何かをした後ボールが大きくなって赤色の光線が二人を包む。

あっという間の出来事だった。

思わず友達二人を振り返り、これで良いのか確認する。



「大丈夫、大丈夫。そんなに心配しなくても前を見てご覧!」



花梨に言われた通り前を見ると、ボールから二人が出てきた所だった。



「うわっ!」

「そんなに驚く事ないだろ?」



苦笑いを浮かべるバオップ。

だ、だって!



「まぁ、誰でも最初は驚くもんだよな。」



そうだ、そうだ!玲奈の言う通りだ!

そう思い、首を縦に振る。



ミジュマル「花梨!名前付けてよ。」



花梨に抱きつきながら甘えるミジュマル。

可愛いな〜。



「オレ達もお願いな?咲夜。」

「わ、私が?」

「他に誰が居るんだよ。」



二人とも笑いながら待っている。

…名前…。



「じゃあ、バオップは深紅。モノズは山茶。どうかな…?」



照れながら言うと二人は頷いてくれた。

嬉しかった。

単純にそう思った。



「さて、名前も決めた所で皆、ちょっとここに居てくれないか?久しぶりだからさ、三人で話したい事があるんだ。だから出掛けてくるけど、皆ここで好きにしてて良いから。」



玲奈はそう言うと私の腕を掴み、強制的に外に連れ出した。

花梨も真剣な話しなのが分かったのかいつもより少し顔が強張っている。

何の話だろう…。




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