雲と嵐の恋愛事情

□K
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※未来編突入※







「だからっ!通販はお土産じゃありません!!!」

「うっせーぞアホ女っ!!!」




リング争奪戦は10代目の勝利で無事に幕を閉じ、平和な日常が戻った


この戦いが終わったらヒバリに返事をする…そう決意したはずだったのだが………今だ告白どころかヒバリとまともに逢ってない


俺から逢いに行こうとすればいいのだが、まだ勇気が出ない



本当、情けねぇ…





「獄寺君!ハル!」

「10代目!!……どうか、なさったのですか?」

「それが、リボーンが…」














「「いなくなった!?」」




10代目の話によると、10年バズーカに当たってリボーンさんが行方不明になったらしい



それって…10年後にリボーンさんは……いや、リボーンさんに限ってそんなことあるわけない




「とにかく手分けして探しましょう!」

「う、うん!」












俺はリボーンさんが行きそうな場所を片っ端から探し回った


そしてたどり着いた並盛中




「くそっ、ここにも居ないのか」

「隼人?なにしてるの。今日は休日だよ」

「ヒバリ!?」




急に現れたヒバリに、ただでさえ息をきらして速かった鼓動が更に速くなった




「あ……いや、その………あっ、リボーンさん見なかったか!?」

「赤ん坊?今日は見てないけど…」

「そっか…悪い、見かけたら連絡くれねーか?」

「それは構わないけど…僕、隼人の連絡先知らないけど?」

「へ?」




連絡先…そう言えば俺も知らない、ヒバリの連絡先




「あ……携帯だせよ、赤外線で送る、から」

「うん」




ヒバリが少し嬉しそうな顔をすると、なんだか気恥ずかしくなった


こんな、リボーンさんがピンチの時に何やってんだ俺はっ!!///





「じゃあっ、見かけたら連絡しろよ!」

「わかったよ」

「そ、それと!!///話が、あるんだ……けど」

「話?なに」

「う……今は、ちょっと…。リボーンさん見つけたら言う、から。絶対言うから!

だから、もうちょっと、待っててくれ///」




多分俺、耳まで赤い


きっとヒバリには俺の話が何なのかなんて、バレバレだろう



その証拠にヒバリは少し驚いた表情をしたあと、嬉しそうに微笑んだ





「うん、わかった」

「お、おぅ///じゃあ、またな」




俺は再びヒバリに背を向けて走り出した




でも、このあと俺は後悔する


どうしてこの時、いや、もっと前に、ヒバリに好きだと伝えてしまわなかったんだ




まさか、ヒバリと逢えなくなるなんて…



そんな未来が待ち受けているなんて、思いもしなかったから…―――





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